WIndowsの開発機のシングルHDDにsambaで繋いで運用環境のバックアップを手動でとる。という不安で仕方ない環境で、
先月HDDが3台が立て続けに逝ったので重い腰を上げNASを導入することにしました。
NASは既成品でBuffaloのLS-WXL05Dを持っていましたが、速度が遅く細かい事ができない、容量の大きいものは結構高い。ということで自作NASにすることに。
ちなみにこの際にLS-WXL05DはHDDを換装してテレビ録画したりメディアサーバにしたりと、個人用途では十分使えます。
おおまかに導入メモ
1、機器の購入
・マザー、CPU、メモリ、システムディスク
サーバ群にMini-ITXのASUS E45M1-I DELUXEがすでにあり、中途半端に非力でデバッグ機として使ってたのでNASとして再利用。
DDR3 4GBx2、Crucial M4 64GB CT064M4SSD2(システム用)、マザーボードにBluetoothやら無線LANやらUSB3.0やらHDMIから乗ってるのでNASとしてはなかなか使い勝手がいいです。(全部使ってませんが)
raidzで組む予定だったのでCPUの弱さが少々心配でしたが、現在そこそこ速度も出てるようなのでヨシとします。電源も転用でATXの400W
ということで0円
・ケース
自作大容量NASといえば「Node 304 FD-CA-NODE-304-BL」
MiniITX準順のくせに3.5インチが6台も入ります。ケースファンが3台ついてて硬性も高いです。HDDのアクセスはしにくいですが、ホットスワップすることもないだろうということで目をつぶりました。
見た目もなかなかカッコいいです。割とでかい。一見ウーファーの様。ちなみにリセットスイッチはついてません。
TSUKUMOで9,980円
・HDD
1TBプラッタのWD30EZRX/Kにすることにしました。3TBで10,980円を4台購入。
ケース限界の6台欲しかったけどマザーにSATAが5ポートしかなく、インターフェースカード買うのも金かかるし、3TBが4台あれば数年は持つ予定。
Faithで44,000円
2、OSのインストール
MySQLのバックアップもしようかなと思ってSolarisかCentOSあたりにしようかなと思ってましたが、NAS用のFreeNASが簡単そうでWebUIまで標準で入ってるとのことで、zfs入れたりrpmしたり面倒だったのでFreeNASにしました。
AFP、NFS、CIFS、FTP、SSH、その他もろもろ入ってるのでNASとしては十分です。WANからアクセスする予定もないし、セキュリティは深く考えていません。
FreeNASのインストールはhttp://aramacin-blog.blogspot.jp/2013/01/freenas830.htmlを参考にさせて頂きました。
GUIを画像付きで解説してくれててとてもわかりやすい。
3、raidz設定
購入したHDD4台すべてつなげてraidzを組みます。GUIで楽々
raidzの組み方は多々ありますが、主にバイナリと個人情報を含まないデータベースの定期バックアップなので簡素に。
適当にユーザとパーミッション作って完了。
4、メール設定
FreeNASは標準でレポートをメール送信してくれます。
Gmailでできるのでそれもありがたい。ネットワークのDNSの問題でGmailのメールサーバの名前解決ができず、your test email could not be sent: [Errno 8] hostname nor servname provided, or not knownというエラーが出たので直接IP入れました。
GoogleのメールサーバのIPそうそう変わることがないと思いますが、毎日レポートメールが来るのでメールが来なけりゃ設定直そうという甘い考えです。
5、完成
完成しました。楽々でした。
開発機からマウントして速度を測ってみました。
もう少し速度が出せそうな気がしますが、NASとしては必要十分な速度なのでOK。
4KランダムReadがなんでこんなに速いのか不思議です。SSDキャッシュを勝手にやってくれてるのかもしれないから後々調べます。
初めて自作NAS組んでraidz使ってみましたが、特につまる所もなく、簡単にできました。
面倒なのはバックアップのcron書く方ですね。
NASは信頼性が最も重要だと思うのでできれば既成品が良かったのですが。
今後はリカバリのテストやrsyncなど始めていく予定です。
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